ぶっきーの超・雑記ブログ

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携帯料金、値下げするってさ。総務省の思惑と、あなたの生活への影響

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はいこんにちは、ぶっきーです。

この記事は「携帯業界の動向」と「その影響」が気になる方へ向けて書きます。

 

2018年10月時点の情報ですが、総務省が携帯料金の値下げに動き出すみたいですね。

その概要と僕らへの影響、将来の展望なんかをこの記事では書いてみます。

(未来の読者は僕の予想が当たってるかチェックしてみて)

 

概要

携帯料金の値下げを報じてたのは以下の記事。

 

www.nikkei.com

 

要約すると以下。

 

  1. 大手キャリアのプランは高い&複雑
  2. 海外は携帯料金が下降傾向
  3. 日本はずっと横ばい
  4. ロンドンは2000円程度、東京は8000円でクソ
  5. よって日本の大手は競争を促す必要アリ
  6. よって格安会社が大手から安く回線を借りられるようにする
  7. また大手の客には無駄に高いプランを選ばされてる人も
  8. 利用者の実態に合うプランの案内を指導
  9. KDDI社長「検討する。単純な値下げにはならないけど

 

「6」がよく分からんって人もいるかもしれない。

よって捕捉。

 

国って「おい大手キャリア、料金は○○円にしろや」って感じで一般向け(僕ら向け)の商品価格を直接下げるようには命令できないんすよ。

 

だから大手から安く回線を借りられるようにする形で格安会社を優遇することで、携帯業界の競争が激化する方向にテコ入れしようってわけ。

格安会社が人気になれば大手もアグラかいていられなくなるからね。

 

「格安会社(MVNO)が大手から回線を借りている」ことをご存じなかった方は以下の記事を参照ください。

 

www.book-buku-bucky.com

 

しかし最後のKDDI(auの会社)社長の言葉がまた…。

「単純な値下げにはならないが、検討していく」って。

 

国は「シンプル&安くしてな」と言ってるのに対して、「単純にはしない」「値下げもしない」って言ってるように読めるんですが。

 

じゃあ何を検討するつもりなんですかね…

気づきにくい複雑な値下げになるってこと?

まだ悪あがきするつもり?

 

直接の影響

この総務省の動きによってまず予想される、あなた(ユーザー)への「直接の影響」について。

 

格安会社ユーザーへの影響

「格安会社が大手へ支払う回線の料金が下がる」ということは、「格安会社の出費が減る」、つまり「格安会社に余裕ができる」ことを意味する。

 

よって以下が予想される。

 

  1. 格安会社の利用料金がさらに下がる
  2. 格安会社の回線数が充実し、速度が上がる

 

このいずれか、または両方が起こる可能性が高いだろう。

ありがてぇ、ありがてぇ。

 

また現状の格安会社は「通話を多用する人には向かない傾向」があります。

しかし低料金で電話回線を充実させられるようになることで、「通話重視のお得なプラン」を提供する余裕も出てくるでしょう。

 

ただ「大手キャリアが系列の格安会社だけ優遇してる可能性」もこの記事では指摘されているので、一部の優遇されてた格安会社の場合は回線の品質が下がるかも(他の格安会社の品質が上がる可能性も)

例えばUQモバイルってKDDI系列ですよね。

 

一部の格安会社だけ爆速っていう今の状況は明らかにアンバランス。

この状況は長くは続かないと見るのが妥当だと思います。

 

大手ユーザーへの影響

ではこの総務省の動きによって、大手キャリアユーザーへの影響はどうか。

実質的にほとんど良いこと無しと予想しておきます。

「大手の料金を5000円まで下げる」って話もありますけどね。

 

だって今までの大手キャリアのやり口を見るにまだまだ悪あがきしてくるようにしか思えないんだもん。

上述のKDDI社長の言葉「単純な値下げにはならない」からも、素直に応じない姿勢がにじみ出てるように僕は感じちゃう。

性格が歪んでるからかな。

 

でも一応「新プランの発表」など何らかの動きはあるはずですよ。

国へのポーズとしてね。

そして「お得そうなプラン」もちょいちょい出てくるでしょう(d〇c〇m〇 withみたいに)。

 

本当にお得なら助かるんですけどね。

 

というか、仮に値下げしても格安SIMの方が良い説が濃厚。

そのあたりは以下にまとめました。

 

www.book-buku-bucky.com

 

一見お得なプランの罠?の例

「ずっと1500円割(仮称)みたいなプランあるじゃないですか。

「他の割引とは併用できないけど、ずーっと同じスマホ使うとしたらお得だよ~^^」ってやつ。

 

これにも「罠」が潜んでるんでちょいと説明。

要は「ずっと」使えないことがあるよって話。

その辺のリスクを理解してる人なら、ここは読み飛ばしちゃっていいよ。

 

例えばこのプランでAndroid OSを使ってる人、本当にずっと同じの使うつもりですか?

Androidのバージョンって古いスマホだとその内アップグレードされなくなりますよ。

例えばAndroidのバージョン4は5へアップグレードされてなかったり。

 

で、スマホアプリって古いOSには対応しなくなっていく。

なので当然その古いスマホではどんどんアプリが使えなくなっていく。

 

最初は「ずっと同じスマホを使っていくつもり」だったとしても、「当初の予定に反して機種変更せざるを得なくなる状況がいずれ来るかも」ってことです。

 

「ずっと1500円割引」のつもりが、「ずっと」ではなくなる、と。

 

上記はOSの例ですけど、他にも、端末が壊れた場合に機種が古過ぎて故障対応してもらえなかったり、交換用機種や電池パックの在庫が無くなったりして、「ずっと」使えなくなる可能性もある。

 

この種のプランを検討してる方、上記のリスクまで考慮できてます?

 

「他の割引が併用できなくて最初は損でも、ずっと使えばお得だ」と思っていたのに、「ずっと」使えなかったら結局損だけが残るわけで。

逆に大手キャリアからしたら儲かるよね。

 

もちろん「ずっと1500円割」の他の対象端末へと機種変更する手はある。

が、機種変更にもお金がかかります。

そもそも「ずっと」使う予定だった人は機種変更など当初想定していなかったはず。

余計な費用が発生して損していることには変わりなし。

 

以上、一見お得そうに見えて、最終的には損してしまうケースの例を挙げてみました(大手キャリアの意図的な罠なのか偶然なのかは分かりませんけどねーー)。

 

将来の展望

大手キャリアが悪あがきし続ける限り、国もテコ入れを続けるでしょう。

すると格安SIMがお得な状況も続く。

 

だから格安SIMユーザーとしては大手キャリアには今後も見苦しく頑張ってほしいって気持ちが無くはない。

 

本当に怖いのは、いよいよ大手キャリアが値下げを始めた時でしょうかね。

でもそうなったら格安SIMからまた乗り換えればいいだけか。

格安SIMの多くは〇〇年縛りとか無いのだし。

 

やっぱり通話を多用しない限り、今は格安SIMがベストとしか思えない。

 

なお、僕が格安SIMを選んだ理由の詳細は以下の記事でまとめています。

お時間ある時にでもご覧ください。

 

www.book-buku-bucky.com

まとめ

以上、総務省による携帯料金値下げの動きと、僕らへの影響なんかをまとめました。

 

こういう予想みたいなことをするのって面白いですね。

みんなも予想して記事にしてみてくれ。読みたい。

 

この記事が、携帯業界の動向を理解する助けになれば嬉しい。

 

なお以下の記事は「実は格安SIMについてよく分かっていない」という方(この前までの僕)に向けた、軽く読める解説記事です。

 

www.book-buku-bucky.com

 

節約の為に、実際に格安SIMを活用できるレベルまで達することができます。

「通信費が気になっているけど、色々調べるのが大変」ならばぜひ。

 

おしまい。ぶっきーでした。