こんにちは、ぶっきーです。
毎週木曜更新の「週刊書評」、第10回。
今回紹介するのは「答え(千原浩史 著、リトル・モア、2004)」です。
僕としては珍しくお笑い系の本であります。
マジメな本とかハウツー本ばかりじゃ疲れますから…
気軽に眺めて日常の疲れを癒してくれる良書でした。
ぶっちゃけどれくらいオススメ?
とってもおすすめ。
対象読者
本書の対象読者は以下。
- 日常に笑いを添えたい方
- 笑っている時間を増やしたい方
- シュールな笑いが好きな方
- 大喜利が好きな方
- ユーモアを鍛えたい方
- トイレに置く本を探している方
概要
千原浩史さんについて
まず簡単に本書の著者である千原ジュニアこと千原浩史さんについて簡単に紹介(Wikipediaを参考にしてます)。
京都出身のお笑いコンビ「千原兄弟」のボケ担当がこの千原浩史さんです。
なお、4歳上の実の兄である千原せいじがツッコミです。
ネタなんかは基本的にジュニアさんが一人で書いているらしいですよ!
なので本書の内容も期待できるというものです。
出されたお題に、文字や顔で答える
本書の構成はシンプルで、「お題 → 答え」のくり返しで終始一貫されています。
だから「答え」が本書のタイトルなのでしょう。
お題に対する答え方はいろいろで、文字だけでなく絵や顔を使って答えていきます。
個人的には顔芸が一番好きかも。
笑いのジャンルとしては嫌味の無いシュール系と言えばいいのかな。
爆笑というよりも思わずクスリとくるタイプ。
そして人を不快にさせるような要素はほとんど無い、健全な笑いです。
例1
例えばお題はこんな感じ。
というお題ならば…
これが答えです。
例2
もう一つ挙げてみます。
というお題ならば…
なるほど!とうなる回答でした。
ちなみに上記写真には写していませんが、「答え」が文字で書いてある全てのページの右下には千原ジュニアさん自身のコメントが添えられていて、そちらも笑えます。
また、ボリュームとしてもページ数400ページ以上でタップリ楽しめます。
ユーモアも鍛えられるかも
上の例を見ていただければ分かるとおり、お題は(左側の)丸々1ページを使って印刷されています。
つまり次にどんな答えが来るかは見えないようになっています。
一緒に「答え」を考えていきたい人には嬉しい配慮ですね。
ジュニアさんと一緒に「答え」を考えてユーモア力を鍛えてみる、なんて使い方もできるでしょうね。
大喜利は脳に良いとも言われますから、これも一種の脳トレになるのかもしれません。
まとめ
僕は性格的にいろいろなコトを深刻に考えすぎるキライがあるんですけども、それって結構しんどいんですよ。
特にニートになって日常的な人との関わりが断たれた状態だと、一人でどんどん深みにハマっていきがち。
実はそんな背景があってこの本を手に取ってみたのでした。
少しでも笑える時間を増やしたいなーって。
結果、買って大正解でした。
僕はこの本をトイレにおいていて、そこでパラパラと眺めるわけですが、いつもクスリとさせてくれます。
すると頭のモヤモヤしていたものが少し晴れてくれて、トイレを出る頃には「がんばろー!」って気持ちが代わりに湧いてきます。
このようなわけで、笑いって大事だなーと再認識させてくれた良書でした。
僕のように頭でっかちでお笑い系の本に興味が無い方にこそ見ていただきたいです。
おしまい。ぶっきーでした。