こんにちは、ぶっきーです。
今回はメモリ不足によるスマホのモッサリを解決し、サクサクにしてくれる無料アプリ「Swapper & Tools」を紹介します。
AndroidであればGoogle Playからインストールできるので、スマホに限らずタブレットの場合も使えます。
大容量のメモリを確保するために高いスマホを買おうとしていた方も、一度このアプリを試してみると無駄金を使わずに済むかも!
では早速説明します。
どんな機能?
ストレージをメモリとして使えるようになります。
なのでメモリ不足が解消します。
PCに詳しい人なら知っていると思いますが「仮想メモリ」のための領域を確保するわけです。
でも仕組みとか知らなくても簡単に使えるので、「仮想メモリ?何それ?」って人もご心配なく。
使い方は?
まずはインストール
Google Playで「Swapper & Tools」を入力して検索。
アプリが見つかったらインストール。
設定方法
アプリを開くと以下の画面になる。
あとは以下を設定すれば良い。
- Active Swap on Boot にチェック
- CHOOSE SWAP DIRECTORYで適当にディレクトリを選択
- Swap File Sizeを物理メモリの半分に(単位はMB)
- Swappiness(仮想メモリの利用頻度。0は利用しないの意)はそのままでOK
- SAVEしてスマホを再起動
以下、補足。
上記手順の2で選択するディレクトリは、内部ストレージ(/storage/emulated/…)に余裕があるならそこが良い(SDカードよりも内部ストレージの方がデータの出し入れが高速だと思われるため)。
もし内部ストレージに余裕がなければSDカード(/storage/sdcard1/…)を指定しよう(スマホによっては権限が無くて内部ストレージしか指定できないこともある)。
SDカードが高性能なら高性能なほどデータの出し入れは高速なので、挙動もサクサクになる。
上記手順の3で指定する仮想メモリの大きさについても補足。
一般的に仮想メモリは物理メモリ(そのスマホやタブレットのスペックとして記載されているメモリ)の半分が良いとされているらしい。
あなたのスマホのメモリが2GBなら1024MB、3GBなら1536MB、4GBなら2048MB程度が無難ということだ。
実際に使ってみた
arrows M04
これは以下の記事で紹介したスマホ。
このスマホの物理メモリは2GB。
なので普段はサクサクなのだが、アプリを多重起動した場合はどうしてもアプリ切り替え時にもたつくことがある。
それがSwapper & Tools を入れることで、アプリの切り替えが速くなった。感動。
ブラウザのタブの切り替えも同様に早くなった。
ブラウザのタブはもともと、しばらく時間が経った後にもう一度見ようと選択すると再読み込みが発生することが多かった。
それが仮想メモリのお陰でページを保持する余裕が増えたためか、再読み込みが発生する頻度が減り、前見たタブを選択するとサクッと表示できることが増えたのだ。
ちなみに仮想メモリの場所は、内部ストレージの /storage/emulated/0/DCIM の中に swap というディレクトリを作ってそこを指定した(内部ストレージしか選択できなかった)。
仮想メモリのサイズは1024MBとした。
Fire 7
これは以下の記事で紹介したタブレット。
アプリを切り替えない限りはサクサクだが、切り替え時にもたつくのが難点だった。
そこでSwapper & Tools を入れると、逆に重くなった。なんでやねん。
※Fire 7にSwapper & Toolsをインストールするには、Google Play以外のサイトからapkファイルを入手してインストールするか、Fire 7にGoogle Playをインストールした後にGoogle Playからこのアプリをインストールする必要があります。
いろいろ試行錯誤はした。
内部ストレージとSDカード、それぞれを仮想メモリ用ストレージとして選択してみたが、どちらの場合も改善するどころかモッサリ感が増した。
どれくらいモッサリかと言うと、Kindleのページをめくるだけで処理落ちして画面の反応が無くなるくらい。
設定値をいろいろいじっても変わらず。
ひょっとするとこのアプリが常駐することでCPU性能がボトルネックになり、動作が遅くなったのではないか。(と思ったが、後述の通りこの仮説は誤り)
まあうまく行かないケースもあるよってことで、一応みなさんと共有しておきます。
ただFireでは使えないというわけではなく、ネット上をさまよってみると「このアプリのお陰でFireがサクサクになった」という報告もいくつかある。
上記記事ではFire HD 8を使用されている。
Fire 7 と Fire HD 8 のCPUはどちらも1.3GHzの同じやつ(参考:Amazon)。
つまり上述した「常駐アプリが増えてCPUがボトルネックになったせいで逆に重くなった」という仮説は誤りと思われる。
ではなぜ自分のFire 7では逆に遅くなったのか。
「OSのバージョンによって挙動が変わる」という報告も上記記事では紹介されていたので、何かOS依存の問題なのかもしれない。
僕のFire 7のOSは5.3.6.4だった。
amazonのレビューには「Fire 7でもサクサクになった」という報告もあった。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2G25FW7AA9T71?ASIN=B01J90PKEM
自分ももう少し試行錯誤してみる。
(追記)うまくいかない時は
この記事を書いたあと数か月くらい気が向いたときに試行錯誤してみたのだが、結局Fire 7は軽くなってくれなかった。
それで結局、Fire 10を買ってしまった。
旧式のFire 7とは比べ物にならないほどサクサクで、少しだけお金はかかってしまったけど大変満足している。
Fire 7自体も、現在Amazonで手に入るのは新型になっていた。僕が持っている旧式とはくらべものにならないほどサクサクと言われている。
5000円前後で手に入るしそのうちぜひ試してみたい。
そういうわけで、僕のように旧 Fire 7や他のアンドロイドタブレットでSwapper & Tools を使ってもうまくいかない(軽くならない)で苦戦している方には、Fire 10 か新型の Fire 7 といった Amazonの格安タブレットを試してみることをお勧めしたい。
サイズで言えば Fire 7 はスマホに近いので、スマホの処理が重すぎてどうにもならないという人にも向いているかもしれない。
まとめ
というわけで、僕の旧式Fire 7では残念ながらうまくいきませんでしたが、arrows M04はさらに快適なマシンへと進化してくれました。
無料なのでスマホやタブレットをサクサクにしたい人はお試しあれ。
ぶっきーでした。