ぶっきーの超・雑記ブログ

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現在ニートの僕がホワイト大企業を退職した6つの理由

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※本記事は2018/9/1の記事を修正したものです。

 

多分みんな知ってるある会社に勤めてた僕なのですが、いくつかの理由で最近退職し、無事、高等遊民に進化しました。

 

そこで本記事では誰かの何かの役に立てばと思い、僕が会社を辞めた理由の数々を紹介します。(ところどころ抽象的だったり愚痴っぽくなったりしてるのは許して)

 

 

理由1:人間関係

正直これが一番デカいよ。

 

同じ職場の全ての人間と初っ端からウマが合わなかったという悲劇。他部署の方々や同期達とは沢山仲良くなれたのだが、よりによって職場でボッチになってしまいました。

 

もちろん僕の性格によるところも大きい。でも「運も悪かった」って少し愚痴らせてくれ。

 

一応就活の時、社風が自分に合ってることを確認して複数のOBにも裏付けを取った上でその企業を受け、内定を受諾したのだった。僕はこう見えて結構慎重派なのだ。

 

だが僕の配属された職場は会社の中では特殊だったらしく、社風とは正反対の雰囲気に満ちていた。

 

コミュ力があればそれでも馴染めるんだろうけど、僕はコミュ障なくせに強情なところがあって(これが一番の問題だろう)、度々職場の人たちと対立することになってしまったのだ。そしてその結果ボッチ。

 

仕事上で必要なコミュニケーションは当然取るけど、それ以外は全く職場の人とは絡まなかったし、絡んでこようともしなかった。すんげえ居心地悪かったよ。会議が無い日なんて、会社に行って一言もしゃべらずに帰宅することも珍しくなかったくらい(今思うと闇だなぁ…)。

 

社風と職場の雰囲気が一致しないことがあるのは当然だけれど、就活の段階で一々職場までチェックできたもんじゃないし、そもそも自分がどこに配属されるかなんて入社後まで分からないのが普通なのだ。正直、職場ルーレットに外れた感が今でも否めない。

 

こんな状態で仕事を続けるのはやはり辛いものがあったけど、仕事そのものはやりたいと思っていたものの一つだったし、実際楽しい部分もあったのですぐに辞めることはしなかった。

 

そんな状況に身を置くことになって反骨精神を煽られた部分もあるにはあって、結果、5年程度勤め続けた。

 

で、「もう学べることはあらかた学んだかな」ということで退職に至りました。部署移動も選択肢にはあったけど、以下に述べるいくつかの理由も踏まえて考えた結果ですね。

 

「頑張ってこの会社に入ったのにな」「勿体ないな」って気持ちは正直ある。

 

いやー、やっぱ人間関係ってデカいですよ。よく言われてるけど本当だった。就活中の人は気を付けてね。(気を付けててもこうなったのだが)

 

理由2:先が見えた

この職場でどんなに頑張っても「せいぜいあの椅子(部長の椅子)に座れるくらいなのか」って感じで先が見えてしまったのも大きい。

 

「一生をかけてまであの椅子は手に入れる価値があるんだろうか」とか考えたら、このまま勤め続けるのがすごく虚しいものに感じられてきたんだよね。

 

多分、会社で担当してた仕事そのものに対して「一生をかけてまでやるものではない」と思うようになってきてた影響もある気がする。

 

仕事に大きな意味を感じているなら、自分の部署で出世して職場を率いていくことにはやりがいを感じるはずだから。

 

ただこの理屈は、もしかしたら「逃げ」かもしれない。

 

つまり退職するための理由として、もっともらしく「意味が感じられない」と言っているだけだったのかもしれないね。そもそも僕は人間関係で嫌気が差していたのだから。

 

そこは正直僕自身否定できないし、本当の所がどうなのか分析しきれていない。だから甘えと言われれば確かにそうなのかもしれない。

 

理由3:地元愛

どこにいてもなんでも手に入る今の時代に、わざわざ東京で暮らす意味はなんだろうか。この疑問は社会人になって地元を離れてからずっとあった。

 

もうちょい具体的に言うと…

 

地元に両親をおいて寂しい思いをさせてまで、自分はこの会社のために働き続けるべきなんだろうか。自分には全くゆかりの無いこの東京という土地で、一生働き続けるべきなんだろうか。

 

こんな感じの疑問。

 

これが解決しないままずーっと心に残ってて、結局退職の理由の一つになった。僕の中では地元はかなり大きな存在だったってことだね。

 

もしあなたが地元から離れた場所での就職を考えているなら、一度この観点でも検討してみたほうがいいよ。自分にとって「地元」ってのは思っている以上に大きな存在かもしれないから。

 

理由4:仕事内容に見合わない給料

大企業とはいえ日系企業なので年功序列である。

 

そのため若輩者の僕は仕事内容に見合った給料がもらえなかった。「なんでアイツより成果挙げてんのにこの額なんだよ…」ってね。不遜かもしれないけれど。

 

一応会社自体は何とか成果主義を取り入れようと努力しているみたいだったけど、事実上機能していなかったと言わざるを得ない。この辺り、他の日系企業はどうなってるんだろうね。

 

とりあえず成果主義の人は外資系に行った方が幸せになれるかもしれない。

 

就職説明会なんかで「ウチは成果主義を取り入れてます!」みたいに日系企業がアピールしてても、それが形骸化してないかは確認した方が良い。社内改革担当部署の自己満足に終わっている「形だけ」の取り組みは、少なくともうちの会社では結構多かったから。

 

「御社ではそういった取り組みを効果的に運用するために具体的に何か工夫などされているのでしょうか」って感じで。これに対して「メールで周知してます」とか「意識するよう促してます」とかって程度の答えだったらアヤシイんじゃないかな。

 

理由5:趣味に時間を割く余力が無くなる

仕事だけで疲弊してしまい、他のことに時間を割けなかった(時間があっても割く余力が無かった)。お金はある程度貯まっても、土日に使う気力さえ出ない。

 

ちなみに「ホワイト」と本記事のタイトルに銘打っているが、これは福利厚生や完全週休二日制と併せて、残業代が満額出るという意味でこう書いた(これでホワイトと呼ぶこと自体に疑問符が付きそうだが)。

 

仕事内容そのものはそれなりにハードで忙しい時期も多かったよ。

 

ただやっぱりこれも人間関係のために必要以上に疲れてしまってた気がするなぁ

 

日曜の夜なんか「また朝っぱらからアイツらと顔を合わせる毎日が始まるのか…」って考えると気が重かったのを覚えてる。仕事の内容がイヤだというよりね。

 

やっぱ人間関係ってデカい(以下略)

 

理由6:独身だった

結婚していたら、あるいは結婚を考えている彼女がいたら違う選択をしたはず。というか家族がいるんならここまで書いた理由はすべて「甘えんな」で嫁さんに却下されるのが普通だろう。

 

結婚願望が強い人の場合も、安定した社会的地位を捨てるという選択はしにくいのではないか。

 

僕の場合、結婚については「成り行きでなるようになれば」くらいにしか考えていないから、社会的地位とかはさして気にならなかった。強いて言うならちょっと同窓会に顔を出し辛くなるくらいかな。

 

まとめ、結論

僕のようなケースはレアなのかもしれないが、ここまで僕の主たる退職理由を挙げてみた。

 

こうしてみると会社がすごく悪いものに見えるかもしれないけれど、むしろ良い所も沢山あるよ(その辺もいつか記事にまとめよう)。

 

人には僕と同じ選択は勧めないだろう。実際僕も何人かの友人に止められた。(そうそう、僕が大企業に勤めていることを面白く思っていないある無職の友人は、僕が退職を考えていることを聞くと嬉しそうにニヤついていたのを覚えている。その下卑た笑いが今でも脳裏に焼き付いている。「やっぱり会社勤めは不自由だよね」「地元は楽しいぜ?」という風に、退職を促すような言葉を繰り返していた。こういった所に本当の友人かどうかが表れるんだなと実感したよ

 

「退職したことが正解だったとは思わないのか?納得していないのか?」とあなたは聞くかもしれない。

 

それは現段階では正直分からない。

 

僕の今後の生き様で「正解だった」と(自分に対しても、周りの人間に対しても)示していかなければならない。そしてこの重圧は結構デカい。

 

退職を検討している人は退職した後の自分の姿や取り巻く状況も思い浮かべた上で、本当に慎重に考えたほうが良いよ。

 

今はこんな記事もあったりする。あなたの参考になるかもしれない。

 

diamond.jp

 

多分いくら悩んでも明快な答えはでないのだろうけどね。色んな観点が対立するだろうから。

 

ただ、「可能な限り考えた上で行動すれば、結果的に思い通りにいかなくても、限界まで考えなかった場合と比べればまだ納得できるはず」ってことは言えるかな。

 

あなたが納得のいく選択をするために、この記事が役立てば幸い。僕の退職も少しは報われるというものである。

 

おしまい。