ぶっきーの超・雑記ブログ

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甲子園出場の難易度は東大京大より上?受験や他競技と人口観点で比較!

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金足農業高校の活躍に沸き、最後は大阪桐蔭による史上初2度目の春夏制覇で飾られた甲子園第100回大会。

 

テレビを見ながら、「青春してるなー。かっこいいなー。」と、輝く高校球児達がどこか羨ましくなったのは僕だけではないはず。

 

さらには、「他の部活の全国大会出場だってスゴイはずなのに、甲子園ばかり注目されてずるいのでは?」という嫉妬に近い気持ちも少し湧いてきたり。

 

そこで調べてみましたよ。甲子園出場の難易度、要は「すごさ」ってやつを。

 

具体的には、「全国の部員数」のうち、「全国大会に出場できる人数」の割合(何人に1人が全国に行けるか)」を調べて、他の部活や受験なんかと比較してみました。

 

分かりやすさ重視のザックリした計算なので、突っ込みどころがちょいちょいあるかもしれません。ですがそれなりに面白味のある値が出たのではないかと思います。

 

ちなみに元となるデータは2017年のものですよ。2018年度のデータは出揃っていないので。年度が変わったところで選手数などが劇的に変化することはないのでこれは問題ないはず。

 

それではまずは野球から!(目次見たら結果全て分かりますけどね)

 

 

野球:57人に1人が全国出場

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まずは「全国に存在する野球部員の数」と、「夏の甲子園全出場者数」がどれくらいかと言うと…

 

 

なので、野球部員53359人中931人、つまり57人に1人が甲子園に出場!となります。

 

うーん、かつて野球部員だった方57人に話しかけたら1人が甲子園の土を持ってるのかー。春のセンバツも含めたらもっと増えますね。

 

これを皆さんは多いとみるでしょうか、少ないとみるでしょうか。僕は「意外に多いな」と思いました。甲子園の土無くなっちゃうって。

 

ちなみに上記出場者数にはマネージャーの数も加えています!熱闘甲子園とかを見てたら「マネージャーも頑張ってるんだな」って思わされたため、選手と同等の扱いとしました。甲子園の開催要項にはマネージャーの人数が明記されていませんでしたけどね。そういえばマネージャーも土持って帰るのかな?(このひと土のこと気にしすぎじゃない?)

 

以降、他の部活についてもマネージャーは出場者としてカウントしておりますので。

 

「各都道府県ごとに出場難易度は違うゾ」とかいろいろ突っ込みがありそうだなあ。まあ今回はザックリした計算ということで目をつぶっていただけると助かります。

 

ではこの数字を他のスポーツなどと比べていってみましょう!

 

サッカー:55人に1人が全国出場

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野球と同じような感じでいきますよー。

 

 

これを元に計算すると、

 

サッカー部員55326人中1008人、つまり55人に1人が全国大会に出場!

 

むむ、野球とほとんど同じではないか!

 

サッカーの場合、高校の部活ではなくてクラブチームに所属してる人も相当数いるらしいことを補足しておきます。なので高校生のサッカー競技人口自体は上記の部員数より増えます。

 

うーん、この値を見ると野球の注目度の高さというものがよく分かる気がします。野球とサッカーはほとんど同じ「すごさ」であるにも関わらず、甲子園の方が世間的にずっと注目されてるように見えるからです。

 

個人的にはもっと高校サッカーを報道してあげたらいいのにって感じです。サッカー球児(そんな言葉はあるまい)も同じくらいの倍率の中で戦ってるんですよ。

 

「野球半端ねえって!」といったところでしょうか。

 

バスケットボール:39人に1人が全国出場

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次はバスケ!

 

 

なので、バスケ部員31478人中800人、つまり39人に1人が全国出場!となります。

 

バスケは野球やサッカーと比べるとちょっとだけ全国に行きやすいという結果。

 

でもバスケって野球の半分も報道されてませんから、注目度という意味ではちょっと可哀そうですね。専用のチャンネルとかで放送されてるのかな?

 

とりあえずみんなスラムダンク読めスラムダンク。

 

バレーボール:21人に1人が全国出場

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もう疲れてきましたがバレーの場合は、

 

 

なので、バレー部員15171人中728人、つまり21人に1人が全国出場!という結果。

 

だいたい野球やサッカーの半分の値となりました。

 

まあ高校の頃の部員数を思い浮かべてみても、それくらいかな?という感じがします。

バレーは女子バレーがよく注目されますけど、もっと学生バレーにも波及していくといいですね!

 

でも試合前にアイドルが歌う演出は僕には正直よく分からないので波及しなくて良いです。

 

受験:91人に1人が東大京大に合格

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最後にちょっと異色な「受験」で比較。

受験には全国大会など無いので、分かりやすく「全センター受験者数」に対する「東大京大合格者数」の割合を出してみます。

 

 

ということは、センター受験者数547892人中5989人、つまり91人に1人が東大京大に合格!

 

意外や意外(個人的に)、甲子園やサッカー全国大会の2倍近くの「すごさ」となりました。つまり甲子園で2回戦に進出するくらいの「すごさ」ってことですね。

 

でも「センター試験会場に行ってみたら、90人に1人は東大京大に受かる人がいる」と考えると結構多い気がしますけどどうですかね?そんなもんなのかな?

 

なおセンター試験を受けない受験生(センター不要の私大や推薦で受験する学生)も相当数いるので全大学受験者数はもっと多いはず。よって実際はこの数字以上に厳しい競争率だと思われます。

 

にもかかわらず、甲子園の高校球児達みたいに東大京大合格者個人がメディアにフォーカスされることはありません。何人かインタビューされてるのを見るくらい。

 

「医学科も東大京大と同じくらいかそれ以上に難しいぞ!無視すんな!」という突っ込みがありそうなのでこれも考慮に入れてみる。

 

 

なので、センター受験者数547892人中15419人、つまり35人に1人が東大京大か医学科に合格!

 

クラスに1人くらいの割合ですね。

 

ちなみに僕の通ってた高校ではこんな割合で東大京大や医学科に合格する人は存在しませんでしたが、やっぱりそういう人ってこの世のどこかに密集してるんでしょうか?

 

結論:高校野球はやはり注目度が高い!

というわけでいくつかの部活と受験について、人口に注目して「すごさ」を測ってみました。

 

これらを踏まえると、「野球は他のスポーツなどと比べてかなり注目度が高い」という(多くの方が抱いているであろう)感覚が数字によって裏付けられたと言えるのではないでしょうか。

 

さらには地方大会の放映も野球の場合盛んですし、この数字以上に「目立てる」スポーツだと言えるかも。

 

話を終わる前に一点だけ注意していただきたいのは、本記事によって例えば「バレーの全国大会出場よりも甲子園出場のほうが凄い!」などと言う意図はサラサラ無いということです。

 

本記事で定義した「すごさ」というのはあくまで人口を基準に出してみた一つの指標に過ぎません(しかもかなりザックリした計算)。身長に注目したなんらかの指標で比べてみれば、今度はバレーやバスケの「すごさ」が際立つことでしょう。僕は本記事で一つの見方を提示したに過ぎません。

 

部活や勉強を頑張ってる人たちは等しく凄いですし、なにより輝いてます。それは全国大会に出場できなかった人たちでも一緒です。僕もその一人でした。


というわけで今回のこのざっくりとした比較、皆さんにとって想像通りの結果だったでしょうか?「ざっくりじゃ済まねえぞコラ」という致命的な間違いがあれば罵倒と共にご指摘ください。

 

あー疲れた。
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