ぶっきーの超・雑記ブログ

「より良く生きる」を模索する。


Core2 duoマシンをSSDに換装 ⇒ 今でも使えるマシンに生まれ変わった話(手順や方法も説明)

 

はいどうも、にわかPC&ガジェット好きのぶっきーです。

 

中古で買ったCore2 duoマシンのCPUをそのままに、HDDをSSDに変えてみてどこまで快適になるか試してみたよ。

 

まず結論

PC代込み計12000円で…

PCの自作など全く経験がない自分でも簡単に換装できちゃった。
そして2018年現在フツーに使えるマシンに生まれ変わった。

 

かかった費用は全部でたったの12000円(なんとPC代込み!)、使用するSSDやパーツ次第では計10000円を下回る。
これだけの費用でSDDマシンが手に入るのはかなりアツい。
何も考えずに新品のSSDマシンを買うと10万とか普通にかかっちゃう。
それがちょっと手間をかけるだけでこんなに節約できるのである。感動。

 

具体的な変化など

具体的には、電源ONやアプリケーション起動が早くなったのはもちろんのこと、ウェブブラウジングや動画視聴(ニコニコ、Youtube)、文書編集がサクサクになった。
換装前はアプリケーションを開く度にカーソルの動きが鈍くなってたのに、そういうことがほとんどなくなった。
ブラウザのタブを開きすぎたりしたら当然重くなるし、ゲームなんかはさすがに厳しいと思う。

 

「PC購入費用を押さえたい人」「上記用途でしかPCを使わない人」にはかなりオススメの方法である。
僕は安いサブマシンが欲しかったのでいろいろ考えた挙句、この手段に辿り着いた。
高価なメインPCをブログ執筆や動画視聴程度で消耗したくないなーと思ってね。

 

ちなみにデスクトップPCで壊れやすいのは圧倒的にHDDの部分と言われている。その部分をこの方法では新品のSSDに付け替えることになる。
つまり故障の原因になりやすい部分が新品に変わるため、もともとの中古品と比べて寿命が伸びることが期待できるのだ!

 

換装にかかった時間は、僕の場合計2時間だった。
ほとんどはHDDをSSDにコピーしてる時間でほったらかし、実際の換装作業は15分くらいで終わったよ。
HDDの容量が大きい人はもっと時間かかるみたい。

 

必要なもの&お値段

中古PC:5000円

僕が買ったのは富士通のESPRIMO D530/AというデスクトップPCの中古品。

スペックは、

  • CPU:Core2 duo E7500
  • メモリ:4GB
  • ストレージ:HDD160GB
  • OS:Windows10

てな感じ。これで5000円は格安だった。

 

改造用マシンとしてはこのESPRIMOシリーズをおススメしとく。

中古品だからこそ耐久性のあるマシンを選びたいんだけど、そうなるとサーバーも手掛けてる国産メーカーのPCが望ましいという判断ね。

もちろんCPUはもっと上のグレードのやつもあるし、下のグレード(Celeron)のやつもある。

 

SSD:6000円

僕はIntel製の120GBのものを購入したのでこのお値段。
他のメーカーならもうちょい割安だよ。
もっと容量が欲しい人なんかも適宜好きヤツを選ぼう。 

 

ちなみにWindows OSそのものが20GBくらいの領域を占有して、その他いろいろ加わって計30GBくらいは最初っから埋まっちゃうことに注意。

例えば120GBのSSDを使う場合は自由に使える容量は約90GBってことね。

 

90GBって少なく感じるかもしれないけど、今はデータはクラウド上に保存できるから、パソコンのストレージそのものはミニマムにするのがナウいんじゃないかなと思ってこうした。

それでもさすがに60GBのSSDだと自由にできるのが30GBとなり、これは不安過ぎた。

 

データは手元に保存する派の人や、ソフトを沢山インストールするつもりの人は90GBじゃ足りなくなる可能性大。

 

僕が買った上のIntel製のは割高なのであまり人には勧めない。

しばらく経って、もっと容量が大きい方が良かったかもと僕はちょっと後悔した。

コスパが良くて信頼性があるのはCrucialのSSD。他のメーカーなら東芝、Sandisk、サムスンあたりが信頼性高いかな?

 

その他:約1000円

換装のためにアイテムが2つ必要になります。


1つはSSDをデスクトップPCに付けるための部品ね。

一般に「2.5 3.5変換マウンタ」とかいうパーツらしい。
SSDってそのままだと小さ過ぎて、HDDが付いてたところには設置できないのでコイツが必要になる。

僕が買ったのは以下の400円くらいのやつ。

でも他に100円のとかあるみたいだし全然そっちでいいと思う。

 

もう一つはSSD(やHDD)をUSBに接続できるようにするための「USB HDD/SSDケース」
換装する前に今のHDDの中身(データだけでなくOSまでマルッと)をSSDにコピーするために使う

僕が買ったのは以下。

ケースは3.5インチサイズのやつを買って、交換後余ったHDDをUSBで外付けするために再利用してもいいかもね。

 

ESPRIMO D530/Aの場合は換装に必要なものは以上です。

あ、ネジ外すためのプラスドライバーなんかは当然持ってるものとしてるので。

無かったら買ってください。

 

さらに念のために言っておくと、ディスプレイを持っていない人は別途購入が必要ですよー。
まあ3000円程度で中古のやつが買えるので、こだわらない場合はそれでいいはずだけどね。

スピーカー欲しい人はそれも必要だけど、イヤホンでももちろんOK。

 

手順

めっちゃ簡単だよ。

  1. SSDをUSBケースに入れてPCとUSB接続
  2. HDDをSSDにコピー
  3. HDDをSSDに交換
  4. 起動してチェック

これだけ。

以下は手順を簡単に補足。

 

1.でSSDをUSB接続しただけじゃSSDが認識されないかも。

その場合は「SSD USB 認識」とかでググったらすぐやり方が出てくるのでそれで解決。

 

2.でSSDにコピー(クローンと呼ぶ)を作るときは専用のソフトが必要になる。

僕は以下のフリーソフトを使った。

「EaseUS Todo Backup」無料のイメージバックアップソフト - 窓の杜ライブラリ

このソフトの詳細が気になる方は下記ページを参照のこと。操作ガイドも載ってる。

EaseUS(イザース)公式サイト|完璧な無料データバックアップソフト - EaseUS Todo Backup Free

使い方に迷ったら適当にググればおk。

注意点は途中でターゲットディスク(要はコピー先であるSSDね)を選択する際に「SSDに最適化」をチェックすること。

ここのコピーが一番時間かかる。僕は2時間足らず放置してたら終わってたけど下手したら1日かかるらしいから、時間に余裕がある時にやりましょー。

 

3.は、デスクトップPCのケースを開けたことが無い人は不安かもね。

当然電源を落として電源プラグやUSBケーブルなど接続機器を全て外して行うこと。

どこにHDDがあるかはPCによって変わるので一概に「ここをいじったらイイよ!」とは言えない。

 

ESPRIMO D530/Aの場合はケースを外すとDVDドライブの下にHDDが設置されてる。

2カ所ネジ止めされてるのでそれを外すと、多分ピンクの平たいコードと赤や黄色が束になった平たいコードの計2つが刺さった部品が出てくると思う。そいつがHDDだ(写真撮っとけばよかった)。

こいつが4カ所でネジ止めされてるんで、外して変換マウンタを装着したSSDに付け替えるだけ。んで平たい2つのコードをHDDに刺さってたのと同じようにぶっ刺す。

あとは外したネジとケースを全部元に戻して完成!電源入れて起動させちゃいましょう。無事立ち上がったのを確認した時はなんか感動しました。


※換装後も重たいぞ!という方へ
タスクスケジューラーをまず確認して変なプロセスが実行されてないか確認。
何も起動してないのにCPU使用率50%とかなってたらバックグラウンドで何か動いてる。
不要なプロセスなら無効化すること。

Windows 10の場合、Windows Defenderのスキャンが実行されているせいで重い可能性がある。
この場合はこのプロセスの「最上位の特権で実行する」のチェックを外せばマシになる。
やり方が分からない人はググってどうぞ。

自己責任でWindows Defenderごと無効にして、代わりに他の軽いセキュリティソフトを入れる手も。

 

更に快適なマシンに進化させる方法

以上でSSDへの換装は完了。
これだけで十分快適になってるはずだが、さらに快適にするための簡単な方法をご紹介。

 

Windows 10の設定をいじる

「Windows 10 軽くする」で検索!

まずは不要なバックグラウンドプロセスが実行されないようにするのが基本。

 

あと、Windowsの「パフォーマンスオプション」は「カスタム」を選び、「スクリーンフォントの線を滑らかにする」「ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する」の2つにだけチェックを入れて他はチェックを外す。これが個人的には効果あった (最低この2つはチェックしとかないと見栄えが悪くて気になった。他は別にイラン)。

 

メモリの増設

メモリの増設は特にいろんなアプリケーションを同時に立ち上げたり、ブラウザで沢山タブを開いたりする人向け。

例えば僕が買ったESPRIMO D530/Aの場合はDDR2タイプのメモリスロットが2つあるんだけど、デフォルトではそこに2GBのメモリが1枚ずつ刺さってるから計4GBのメモリ容量。

DDR2なら1枚で4GBのメモリが売ってたりするので、それを2枚刺せば計8GBに!

なおメモリを買うときは自分のPCのメモリスロットの規格が何か確認すること。
規格が合わないとメモリ刺さんないぞ!
PCの品番で検索してスペックのメモリのとこ見たら分かるよ。

DDR2とかDDR3とかってやつね。

 

なお僕は4GBのままで使ってるけどなーんにも問題無い。

ブラウザ(メモリ泥棒と言われるchrome)のタブを10個くらい開いてもサクサク動いてる。重いと言われてるニコニコ動画でさえ2画面3画面も余裕。

 

「Windows 10は4GBじゃ全然使えない」とか言ってる人をたまに見るけどそんなの嘘っぱちだよ。

 

最後の手段?Linux

Linux OSは無料で手に入る。
Windowsほど飾り気のあるデザインじゃない分、めっちゃ軽いOSなのだ。
自分がやりたいコトがLinuxでもできることが確認できれば、トライしてみても良いのでは。
プログラミング勉強したい人なんかはLinux環境を一つくらい持っててもいいだろう。

 

実はもともと入ってるWindowsを消さずにLinux OSを入れることもできる。
こうすればPCを立ち上げる時にどっちを使うか選択できちゃうのだ。
1台のPCでWindowsとLinux両方使えるっていいよね。
気になる人は「Linux Windows デュアルブート」で検索!

 

禁じ手、オーバークロック

これはCPUの性能を限界突破させるという禁じ手。

CPUの寿命が縮むのでやるなら自己責任で…

正直オーバークロックするよりはWindowsの設定をいじって最適化する方が簡単で効果あると思うよ

だってオーバークロック使ってもせいぜい2.93GHzが3.2GHzになるくらいだし…(E7500の場合はそれ以上性能上げると発熱しまくって壊れやすくなるみたい)。

 

換装の感想

…というわけで今回初めてSSDへの換装を行ってみたんだけどさ、「古くて使えなさそうなPCを生まれ変わらせるのって楽しい!」て思った。
お金も浮くし、エコだし、なんか男心をくすぐるし。良い体験だった。

 

あーあれだ、子供のころミニ四駆を作ってた時と同じ感覚かもしれない。

「限られたお小遣いでいかに速いマシンにカスタマイズするか」を試行錯誤してたあの頃の感覚。

 

Core2 Duoより性能が下のCeleronの場合も同じように蘇るのかどうか、大変気になるところ…

試された方が居たら教えてください(笑)

 

自作PCなんかに興味がある人は、まずはこんな感じで出来合いの中古品を簡単に改造するのから始めるのが取っつきやすいかも!

5000円程度の中古PCだから、万一手違いで壊しちゃってもダメージは少ない。

 

唯一のデメリットは中古品を使っている以上、予期せぬ故障が発生する可能性があることか。
でも格安PCを新品で買ったとしても「すぐ駄目になった」ってレビューはよく見かけるし…
それならたとえ中古でも国産PCを買って、壊れやすいと言われてるHDD部分だけ新品のSSDに変えるのは賢い選択ではないだろうか。

 

もし僕のPCがぶっ壊れたらこの記事でちゃんと報告しますので(笑)

 

以上、ぶっきーでした。

 

(追記)3か月後の様子。

www.book-buku-bucky.com